トピックス(かんせん)

 

尋常性乾癬(かんせん)  

尋常性乾癬は、慢性の経過をたどる皮膚疾患です。日本では、乾癬の方が数十万人いるといわれています。男性に多くみられる病気で、中年以降に発症することが多いです。

 

A. 原因→はっきりとした原因はまだわかっていません。遺伝的な要因に、気候、ストレス、食生活(たばこ、飲酒など)、 感染症、肥満、高脂血症などの要素が加わって発症すると考えられています。

 

B. 症状→発疹は、大小種々の丸いもしくは楕円形の形をした発赤としてみられます。

発赤の上には、銀色で雲母様のカサカサが認められます。発疹と正常な皮膚との境界ははっきりしています。発疹は、頭、肘、膝、臀部、手や足など擦れやすい部位にできることが多いです。爪の変形もしばしばみられます。乾癬の方は、正常な皮膚を掻いたり傷つけたりすると、その部位に乾癬の発疹が出現することが多く、これをケブネル現象といいます。

 

C. 診断→特徴的な発疹とその分布、経過などより総合的に診断します。診断が困難

場合は、皮膚生検(皮膚の一部をとって検査すること)を行うこともあります。

 

D. 治療→ 治療法は、大きく分けてA.外用療法B.内服療法C.光線療法の3つに分類されます。A.外用療法では、ステロイド剤と活性型ビタミンD3製剤の2種類が使用されます。B.内服療法では、かゆみがあったり、発疹の症状が強い場合に抗アレルギー剤を用います。 難治性の場合は、ビタミンAや免疫抑制剤の内服を併用する場合もあります。C.光線療法には、PUVA療法(UVAを照射する治療法です。)とナローバンドUVB(紫外線の中でごく限られた狭い波長のUVBを照射する治療法で、尋常性白斑や円形脱毛症の治療にも用いられています。)があります。

A.外用療法、B.内服療法、C.光線療法の3つをうまく組み合わせて、各々の人に最も適した治療法を選択します。最近、光線療法の中でも、ナローバンドUVB療法が比較的安全で、有効性が高いといわれています。

当クリニックでも、光線療法を行っておりますので お気軽にご相談下さい。

 

E. 日常生活上の注意点

@ケブネル現象がおこるのを防ぐため、衣服はなるべくやわらかい生地のものを身につけるようにして、かゆくても掻かないようにしましょう。A肉体的・精神的ストレスは、乾癬の発疹を悪化させると考えられていますので、ストレスを適度に発散させましょう。Bたばこを吸うと、のどを痛め、風邪や扁桃腺炎にかかりやすなり、乾癬の症状は悪化するといわれていますので、禁煙を心がけましょう。C高コレステロールの食事は、乾癬によくないといわれていますので注意しましょう。Dアルコールの摂取も程々にしましょう。

 

尋常性乾癬が疑わしいようでしたら、早めに専門医(当クリニック)にかかりましょう。

                                                         まひろ皮ふ科クリニック(豊橋)

 

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