皮膚に関する豆知識やケアの方法など役立つ情報が満載ですのでぜひ参考にしていただけれ
ばと思います。

あせもの症状・原因・治療などについて
- 2010年08月05日
- 赤ちゃんの皮ふの症状
あせもは、高温多湿の6月から9月にかけて多くみられます。子供(特に乳幼児)は、体表面積が大人よりも狭いため、汗の腺の密度が大人より高くなり、そのためあせもが大人よりできやすくなります。あせもは放置すると、かゆみのためにかいてしまい、湿疹やとびひになってしまいます。ですから、あせもができたらなるべく早めに治すことが大切です。あせもには、紅色汗疹(赤色のあせも)と水晶様汗疹(白色のあせも)の2種類があります。ここでは、一般的によくみられる紅色汗疹について詳しく説明します。
2011年のプラネッツ4月14日号に、当クリニックの「夏に向けて知っておきたい子供の皮膚病(水いぼ・とびひ・あせも・水虫)」に関する記事が掲載されました!
あせもの症状→小さな赤いブツブツや小さな水ぶくれとして見られることが多く、通常かゆみを伴います。おでこ、首まわり、わきの下、股やおしりなどのすれやすい部位によくできます。
あせもの原因→汗をよくかくと、皮膚の表面の水分量が増加して、細菌がはんしょくしやすくなります。この状態が続くと、汗の出口が詰まってしまいます。この汗の出口が詰まった状態のままで更に汗をかいてしまうと汗の出る管が破裂してしまい、汗が周囲にしみ出して炎症を起こしてしまいます。この炎症を起こした状態が「あせも」です。
あせもの治療→炎症が軽い場合は、非ステロイド剤の塗り薬を使用します。炎症やかゆみが強い場合は、弱いステロイド剤をぬります。かゆみが強くてひっかいてしまう時は、かゆみ止めの薬を短期間内服します。
生活上の注意点→ あせもは、できないように予防することが可能です。汗をかいたら、こまめに汗をタオルでふきとったり、シャワーで洗い流すとよいでしょう。石鹸はよく泡立てて、手で優しく体を洗うことが大事です。風呂上りにベビーパウダーを使用することは、かえって汗管をつまらせる原因となり、あせもができやすくなるため良くないと考えられています。衣服は吸湿性のよい綿の素材が基本です。室温が26℃以上になると、あせもができやすくなるといわれていますので、エアコンや扇風機などを適度に使用するとよいでしょう。ただ、エアコンなどの使いすぎは、お子様の体には良くないので気をつけましょう。あせもを放っておくと、とびひの原因になります。この度、就学前のお子様を持つママの為の地域情報誌「テニテオ」11月号に、まひろ皮ふ科クリニックの紹介記事が掲載されました!今回は、「おむつかぶれ」についての特集です。「テニテオ」は、子ども未来館ココニコ、豊橋市交通児童館・ 向山交通児童遊園、ジャスコ豊橋南店、アピタ向山店などに設置されています。