よくある皮膚の病気や症状についてご紹介します

皮膚に関する豆知識やケアの方法など役立つ情報が満載ですのでぜひ参考にしていただけれ
ばと思います。

小麦による重症のアレルギー(運動後におこるアレルギー反応)

2010年06月17日

アナフィラキシーとは、特定の物質を摂取後に起きるアレルギー反応の結果、じんましんや呼吸困難、ショック症状などの症状をきたすことをいいます。

特定の食物を食べた後、運動している最中に急にこのアナフィラキシーの症状が起きることを食物依存性運動誘発アナフィラキシーといいます。最近、小麦による食物依存性運動誘発アナフィラキシーが増加してきています。.

 

本症の発症には特定の食物の摂取が不可欠であり、またほとんどの症例でその食物成分に対する特異的IgEが証明されることから、現在では、食物成分に対するⅠ型アレルギー反応を基盤に発症すると考えられている。
田代ら、あるいはDohiら本邦報告例のまとめによると、20歳までの発症例が全体の4~5割、30歳までの発症例が7~8割を占め、本症は若年者に多い。また、何らかの運動中に発症した例がほとんどであるが、その内容はテニスやサッカーなどの激しいものから、ゴルフ、さらに歩行などの軽いものまで様々であり、運動量との関係は少ない。

本症の発症には運動だけでなく、アスピリンやその他多くの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が誘発因子あるいは修飾因子として関与しうることが知られている。これらの薬剤はプロスタグランディンの合成を阻害することにより、肥満細胞からの化学伝達物質の遊離を亢進させると考えられている。

(皮臨: 45(10); 1217-20, 2003 より引用)

コメント:食物依存性運動誘発アナフィラキシーは、原因となる食物を摂取しただけではじんましんや呼吸困難などの症状は起こりません。原因となる食物を摂取した後、運動をすることがアナフィラキシーを起こす必須の条件です。運動だけでなく、アスピリンやその他多くの解熱鎮痛剤(非ステロイド剤)がアナフィラキシーを誘発します。

血液検査にて原因となる食物に対する特異的IgEが証明されることが多いので、食物依存性運動誘発アナフィラキシーを疑ったら、早めに専門医を受診して検査をうけるようにしましょう.


 さらに詳しく知りたい方はこちら

  • Q&A
ご予約はお電話またはご来院ください。2週間前よりご予約できます。まひろ皮ふ科クリニック 0532-31-1722 アクセスはこちら
初めての方へ

診療内容

  • 皮膚科一般
  • 小児皮膚科
  • AGA・円形脱毛症など
  • よくある皮膚病
  • 男性型脱毛症(AGA)
  • ナローバンドUVB
  • ほくろ

インフォメーション

  • Q&A

院の紹介

  • 診療時間
  • アクセス
  • クリニック紹介
  • メディア掲載
  • よくある皮膚病

Calendar

  • まひろ皮ふ科クリニック
  • 0532-31-1722
  • 愛知県豊橋市吉川町158-3
  • まひろ皮ふ科クリニック

このページのトップへ